内科について
当院は地域に根ざした病院としての役割を果たし、地域医療に貢献することを目標としています。
「内科」とつく診療科は、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、腎臓内科、神経内科、糖尿病内科、
心療内科・・・など多くありますが、当科ではプライマリ・ケア機能(近隣性、包括性、協調性)を
担っています。少し言い換えますと、「かかりやすさ」「特定の臓器にとらわれることない診療」
「チーム医療」を行い、皆様の「かかりつけ医」を目指して研鑽を積んでいます。
どんな症状・病気でも、まず受診していただき、適切な診断・アドバイスをしていきたいと考えています。
近年、予防医療が重要になっていますが、予防医療には大きく3段階あります。
一つ目は、生活習慣の改善や適度な運動によって健康的な身体を維持し、病気を未然に防ぐことです。
二つ目は、健康診断やがん検診などで早期に病気を発見し、早期治療につなげることです。
三つ目は、病気になった後に適切な治療で病気の増悪を防止し、病気の回復や再発防止を図ることです。
当院では人間ドックや健診にも力を入れています。
こうした予防医療をしっかり行うことで、皆様の健康寿命を延ばしていきたいと考えています。
通院が困難な患者様には訪問診療も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
当科では行っていない専門的な医療が必要な場合は、迅速に専門病院との連携を図ります。
当科で行っている主な検査には以下のようなものがあります。
循環器疾患 | 心電図、ホルター(24 時間モニター)心電図、心エコー検査、動脈硬化検査(頚動脈エコー、脈波図)など |
---|---|
消化器疾患 | 腹部エコー検査、内視鏡検査、CT検査など |
呼吸器疾患 | レントゲン/CT検査、呼吸機能検査、睡眠時ポリソムノグラフィー(睡眠時無呼吸/低呼吸の検査)など |
糖尿病疾患 | 14日間連続血糖測定検査、糖負荷検査、誘発筋電図検査(糖尿病性末梢神経障害の評価)など |
医師紹介
内科一般につき、患者さんのご要望にできる限り迅速に対応し適切な処置を行います。
治療方針に従ってインフォームドコンセントを行い、最適な治療を受けられるよう努めています。
担当医表(内科)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
受付 8:30~11:30(診察9:00~) | 橋本(武) | 三好 | 泉 | 三好 | 安積 | 安積(第1・3・5週) |
泉(第2・4週) | ||||||
受付 16:00~18:30(診察16:30~) | 泉 | 岩田(恵)(第1・3・4・5週) | - | 奥山 | 三好 | - |
泉(第2週) |
睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来
睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
高石加茂病院では、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)の診療を開始しました。
ご存知の通り、SASは激しいイビキや日中の眠気を呈し、
高血圧や糖尿病などの生活習慣病の一因に成り得ると報告されています。
またその有病率は本邦では2~4%と言われ、
意外に多い事が明らかになってきています。
先般の新幹線運転士の居眠り運転事件で注目を浴びましたが、
まだまだこの疾患に関して社会的認識は十分とは言えず、
しかも適確な診断、治療を行える専門の医療機関が少ないのが現状です。
この様な現状を踏まえ、当院では呼吸器学会専門医「理事長 橋本 武志」「内科 副院長 三好 博子」を
中心に、常時のSAS外来診療および終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG)を実施しています。
また検査を受けてSASと診断された患者様には代表的な治療方法の一つであるCPAP療法を受けていただきます。
習慣性いびき、睡眠中の無呼吸、日中の過度の眠気、起床時の頭重感などを感じる方が
いらっしゃいましたら、SASの可能性をお考えいただき、是非一度当院の検査および治療を
お受けになられる事をお勧めいたします。
※当院でのSAS検査及び治療は原則的に成人の方を対象とし、
小児の方に対する診察は行っておりません。ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。
終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG)
睡眠時無呼吸症候群の原因や重症度を調べたり、
治療方法などを決定する為には十分な検査が必要です。
終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)検査は、
睡眠の状態を全体的に調べる検査です。
入院していただいて、脳波や心電図、胸部の動き、血中の酸素量などの
検査端子を体に取り付けて一晩寝ていただきます。
痛みは全くありません。
当院では、外来で問診や簡単な検査をし、
睡眠時無呼吸症候群の疑われる方には日程をご相談し入院して
終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)検査を受けていただきます。
終夜睡眠ポリグラフィー(PSG)検査により閉塞型無呼吸と診断された患者様には次回、
鼻マスク式人工呼吸器(CPAP)による治療をお受けいただきます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の
検査の手順
初回外来
ドクターが問診及び診察を行います。
症状やご要望に応じて簡易検査又はPSG検査を選択していただきます。
簡易検査
- ①簡易検査の説明
- 簡易検査の説明をします。
- ②検査実施
- ご自宅で検査を実施していただきます。
- ③結果報告
- 次回外来にて結果を報告します。必要に応じてPSG検査を行います。
PSG検査
- ①PSG検査
- ドクターから、PSG検査入院の説明をします。
- ②PSG検査入院ご案内
- ご自宅で検査を実施していただきます。
PSG検査入院《1泊2日》
(18:00頃~翌朝8:00頃)
- ③採寸
- 身長・体重・首周りを測ります。
※19:00迄にご来院ください。
- ④電極取付
- 電極や各種センサーを取りつけます。
- ⑤PSG検査(20:00頃)
- 電極や各種センサーをつけて夜間の睡眠状態・呼吸状態を検査します。
- ⑥起床(7:00頃):退院
- 起床、退院時間などご相談に応じます。
PSG検査後、シャワーを浴びて、翌朝の出勤も可能です。
翌日PSG検査後、午前中お時間の許す患者様は、
各種検査へと進みます。
- ⑦各種検査
- 各種必要に応じた検査をします。
※次回の外来で検査結果をお知らせします。
内科(睡眠時無呼吸症候群)の診察時間及びPSG検査の実施日
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
9:00~11:30 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
16:30~18:30 | 〇 | - | - | - | 〇 | - |
PSG検査 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 | - |